Discovery Philippinesのコンテンツディレクターの小野里 寛子です。
留学がきっかけにフィリピンに出会い、セブ島に1年半住んできました。
今は留学エージェントをしているため、3ヶ月に1回程度、足をはこんでいます。
セブ留学をお手伝いさせていただいた生徒さんと
実は、もともと東南アジアが好きだったわけでもなく、どちらかというと欧米文化にあこがれて育ちました。
そんな私でしたが、英語と国際的なコミュニケーション力をつけたいと思った時にフィリピンを見つけました。2011年のことです。
当時は日系の語学学校もごくわずかで、日本では「英語=フィリピン」というイメージがまだまだ知られてなかった時代です。
「よくわからないけど、ここなら叶う気がする」
そんな期待感からチャレンジをして、身につけた英語力を武器に、アメリカやイギリスなどの欧米にもチャレンジし、フィリピン留学の実力を確信しました。
こちらの記事では、そのような体験をもとに「世界から見たフィリピン留学の魅力」をお伝えさせていただきたいと思います。
なんで、フィリピン?
フィリピンというと、どんなイメージがあるでしょうか。
海、ダイビング、マンゴーなどを思い浮かべる方も多いかもしれません。
フィリピンは7,000以上の島からできていて、様々な場所がありますが、とくにセブを中心にいま注目されているのは英語留学。
フィリピン=英語!?
まだまだフィリピンへ留学に行くというと驚かれることも少なくありありません。
そんなフィリピンと英語留学が結びついた理由をお話します。
英語が公用語
フィリピンはアメリカの統治下だった歴史があり、英語が公用語として使われています。
小学校から大学まで、英語で授業が行われているのです。
家庭では現地の言葉(タガログ語やセブアノ語)を話しますが、教育が英語で行われるため、自然と英語スキルが身に付いています。
実際に現地に行くと、タクシーやレストラン、スーパーマーケットでも英語を使っています。
英語を武器に仕事を得る文化
フィリピンは人口の1割、約1,000万人が海外へ出て仕事をして家族を支えています。
家族の絆の強いフィリピン人は、家族をささえる仕事を得るために英語力を武器にして仕事を手に入れます。
以前はアメリカでナースを目指す人が多かったそうですが、移民対策のため今はアメリカ向けのコールセンターや英語学校で働く人が多くなっています。
私自身が留学していた頃は、ちょうど移民対策が厳しくなり始めた時期で、「大学の看護科を卒業したけど、渡航できないから英語学校の先生になった」という方々でした。
ホスピタリティあふれる国民性
家族や近所の助け合いで育ってきたフィリピンの人たちは、ホスピタリティの心を身に着けています。
自分たちも英語を勉強して身につけてきた経験があるので、できない人に寄り添って明るくて、やさしく、褒めて伸ばしてくれます。
そのため、恥ずかしがり屋の日本人にとっては「間違っててもいいんだ」と思えて、自然と心が開けて、英語を話す楽しさを感じることができるのです。
私はフィリピン留学に行く前は、英語が話せなくてネイティブにばかにされた経験があり、英語を話すことに対して恐怖心やコンプレックスがありました。
そんな「私はできない」という思い込みや諦めも、フィリピン人先生の前にいると不思議と消えていって、英語を話すことに意欲的に変化していったのです。
フィリピンの英語について懐疑的だった私も、「ここで身につければ、私も世界へ出られるかもしれない」と思えるようになりました。
しかし、フィリピンの英語は訛りがある、発音が・・・などと言われることもありました。
留学に行く時点では、発音が云々どころか、英語を口に出すことで精一杯だったのですが、だんだん身につくにつれて、本場にもチャレンジしてみたいと思うようになりました。
留学のあとにアメリカへ行くことを決めて、どこまでフィリピンの英語で勝負できるか試してみることを決めました。
そして、フィリピン留学・欧米留学、それぞれの魅力と持ち味を知ることとなりました。

小野里 寛子(おのざと ひろこ)
2012年、英語ゼロからフィリピン留学に挑戦して英語コンプレックスを克服。セブ島に1年半滞在しながら、世界の語学学校を視察し、フィリピン留学の実力を確信。留学をきっかけに人生を切り拓いた感動を元に、留学エージェント イングリッシュバードを設立。世界へ羽ばたく力が付けられる海外留学の魅力や可能性を多くの方に知っていただくために活動しています。 Instagram English Bird “女性目線”のセブ&マルタ留学情報