【フィリピニスト 小野里 寛子 #1】周りに大反対されたからこそ、フィリピンに未来があると思った

フィリピニストとは、フィリピンで“新しい場所・人・自分”に出会った方々のこと。
このコーナーでは、自分らしくオリジナルの人生を歩んでいらっしゃるフィリピニストをご紹介します。

フィリピニスト002 小野里 寛子(おのざと ひろこ)

1981年生まれ。群馬県出身。
2012年、英語ゼロからフィリピン留学に挑戦して英語コンプレックスを克服。セブ島に1年半滞在しながら、世界の語学学校を視察し、フィリピン留学の実力を確信。留学をきっかけに人生を切り拓いた感動を元に、留学エージェント イングリッシュバードを設立。世界へ羽ばたく力が付けられるフィリピン留学の魅力や可能性を多くの方に知っていただけるように活動中。

ー今、どんなことをされていますか?ー

(小野里)「2012年の春にフィリピン留学へ行ったことをきっかけに留学エージェント:English Birdを立ち上げて、留学のサポートや語学学校のコンサルティングを行っています。

もともとは“これからの時代を生き抜く力を身に付けたい”と思ってセブ留学へ行って、英語や国際力の次はITだと思ったので、IT業界にもチャレンジしてWeb制作のディレクションやプランニングなどにも携わっています。

今年はGirls, be Ambitiousの山田麻樹さんとともに、Discovery Philippinesを立ち上げて、フィリピンの魅力を伝えることもはじめました。」

Discovery Philippinesのイベントの様子

時代を生き抜く武器、英語を身につける

ーフィリピンに行くきっかけは、留学だったんですね。
そもそも、フィリピンへ行こうと思ったきっかけは何だったのですか?ー

(小野里)「きっかけはセブ島への英語留学です。
英語が話せるようになりたくて、当初はアメリカへ行こうと思って色々調べていたのですが、コスト面や効果面でピンときませんでした。

そんな時に留学業界をよく知るアメリカ留学の専門家の方にお会いする機会があって、「英語を身に付けたいなら、フィリピンが良いんじゃないですか。できるようになってから、アメリカに行けばいいじゃないですか」と言っていただき、やっとピンときたので、フィリピン行きを決めました。

海外といえば、それまでハワイと中国にしか行ったことがなくて、東南アジアは想像がつかなくて、当時はフィリピンはネガティブに言われることがすごく多かったです。

だけど、英語留学のカルキュラムはマンツーマン(1対1の授業)だし、授業も食事も掃除洗濯サービスもついて月15万円くらいだったので、これはすごくイノベーティブなものに違いない!と思って、ドキドキとワクワクの中、フィリピンに向かいました」

不安だらけの中、フィリピンへ

ーフィリピンへ行くことに不安がなかったのですか?ー

(小野里)「もう、不安だらけでした!そもそも留学(海外)に行くことだけでも不安が溢れてしまいそうになるくらいだったんです。

会社も辞めて行く状況だったので、将来のこともそうだし、フィリピンの治安面や環境もすごく不安でした。当時は情報も少なかったので、まったく想像ができませんでした。

だけど、行くと決めたら、その不安の一方、何か起こるんじゃないかという期待感も出て来ました。治安が悪いと言われるけど、そのスリルを楽しむことで、海外旅行を楽しむスキルも身につくんじゃないかなと考えていました。」

ー周りにフィリピンの事を、ネガティブに言われることも多かったとのことですが、どんな事がありましたか?ー

(小野里)「フィリピンへ行くことを決めたのは、たった6年前になりますが、当時はフィリピンに行くと言うと、訳ありのような目で見られることが当たり前でした。

例えば、留学は退職してから行ったのですが、ちょうど退職日に香港から来たスタッフと会食がありました。
その時に「退職後は英語を習いにフィリピンへ行く」と言ったら、(英語が話せなかったので)上司が苦笑しながら通訳くださり、香港のスタッフは「何でフィリピン!?イギリスとかあるでしょ…」と驚かれるというより、引かれてしまいました。

「マンツーマンだから」と言っても、そもそも国の時点で理解してもらえず…
最後の会食だったのに、しーんと気まずくなってしまったことを覚えています。笑」

悔しさをバネに、自分とフィリピンの可能性にかける

ーそんな時はどうやって乗り越えたのですか?ー

(小野里)「悔しさをバネにしようと思いました。
しかし、 当時はヨーロッパの外資系企業で働いていて、ラグジュアリーブランドだったので、周りは上司や先輩はイギリスやアメリカの大学を出ているような人たちばかりでした。

一方で、私は専門学校卒業で、転職をしながら這い上がってきたタイプなので、会社の人たちとは学歴も職歴も異なります。

もちろんイギリスやアメリカにも憧れますが、足元を見た時に、マンツーマンでしっかり英語が学べるフィリピンに行って、変わるしかないと強く思いました。

また、ある意味社会で出来上がられた方々に引かれるくらいの方が、おもしろいと思いました。発展途上国、“途上”だからこそ、逆に未来の可能性があるんじゃないかと思ったんです。」

ー家族には心配されませんでしたか?ー

(小野里)「私の家族はチャレンジすることに応援してくれるので、留学に行こうと思っている、と伝えた時は喜んでいました。

それでどこの国に行くんだ?アメリカ?と聞かれたので、「フィリピンに行こうと思うんだよね」と言ったら、父が読んでいた新聞をテーブルに置いて「フィリピン…!?お前はお金がないのか」と真顔で言われました。笑」

ーご家族も予想外のことで驚かれたんですね!ー

(小野里)「そうなんです!笑 この娘、どうしたんだ、という感じです。

それで、お金の問題での妥協案ではなくて、勉強のプログラムもしっかりしていて、住まいも用意されているから安心だし、食事も家事も全部やってくれてこんな国ないから…と伝えました。

小さい頃から自分の道は自分で決めること、と教育されてきたので、特に反対はされませんでしたが、ちょっと残念そうだったことが胸が痛かったです。

ほぼすべての人にフィリピンに不信感を持たれていたのですが、その度に絶対に成功する、そこまでやる!と覚悟を決めて行きました。今思えば自分の決意が試されていたのかな、と思います。」

ーフィリピンの中でもセブを選んだのはどんな理由だったのですかー

(小野里)「特に理由はありませんでした。笑 というのも、海外もあまり行ったことがなかったので、東南アジアの中でもフィリピンの場所も、どんなエリアがあるのかもよくわかってなかったからです。マニラは聞いたことがあるな〜とか、セブは海のイメージでした。

英語ゼロからの留学だったので、勉強は結構きつくて落ち込むだろうな、と思っていたので、寒い場所よりも暖かい場所の方が心が折れなそうだな、思いました。

当初アメリカのニューヨークに行こうと思っていたのですが、ファッションを気を使わないといけないな〜とか、ショッピングや遊びなどの煩悩との戦いになりそうだなと思っていたのですが、セブならビーサンで過ごせそうだから、勉強に集中できそうでいいなと思いました。」

覚悟だけを持って出発したフィリピン

ー渡航までに準備したことはありましたか?ー

(小野里)「当時はセブ留学の情報が少なかったのと、ストイックに学びたいと思っていたので、ガイドブックも買いませんでした。

同じ格安留学といわれる、フィジーに留学をした友人が「フィジーの学校は建物がコンクリートじゃなかった」と言ってて、見せてくれた写真も葉っぱでできたような建物と海だったので、環境は覚悟を決めました。笑

そのイメージがあったので、セブに何も売ってないかも!と思って、特に日本の文房具はたくさん持って行きました。

でも実際行ってみたら、普通に文房具屋さんもあったし、日本のフリクションボールペンやジェットストリームなどのボールペンも売っていたので、拍子抜けしたんですけど!笑」

ー大きな覚悟を決めていらっしゃったんですね!笑 そして、いよいよ出発の日がくるんですね。ー

(小野里)「はい、忘れもしない2012年4月1日の日曜に、成田空港からJALに乗ってマニラ経由でセブパシフィックに乗り換えでセブに向かいました。

初めてのセブなのに、なんとマニラ経由でターミナル移動ありの乗り換えにしました。

これはマニラ空港を知っている人が聞いたら驚かれると思いますが、マイレージを使いたかったのと、逆にスリルがあっておもしろいかなと思って決めました。笑

そこから学校に着くまでも珍道中だったのですが、ここでフィリピン=危険というイメージが一気に変わる出来事があったんです!」

ーありがとうございました!

次回は初めての留学経験について、お話をお聞きしてみたいと思いますー

<第2話へ続く>

フィリピニストへの質問

フィリピンおすすめスポット

モアルボアル(セブ島)
海ガメや珊瑚など、大自然を存分に味わうことができます。ヨーロッパからの移民が多くて、おしゃれなお店が多いところもお気に入りで、すごくリラックスできます。

好きな週末の過ごし方

海が近くのエリアに行って、カフェめぐりなどを楽しんでいます。

バッグに必ず入っているもの

イヤホン
移動の時間を利用して高城剛さんなどのラジオをPodcastで聞いたり、Skypeでの留学相談など、毎日に欠かせないアイテムです。

すきな言葉

情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう

今の仕事をしておいてよかったと思う時・瞬間

留学のお手伝いをさせていただいた方が、留学に行ってよかった〜!
と輝く笑顔でお話くださるとき。毎回感動をいただいています!

フィリピンの好きな食べ物

シニガンスープ
フィリピン料理の酸っぱいスープなのですが、
熱い気候に合っていて、飲むと元気が湧いてきます!

おすすめのお土産

ドライマンゴー
定番ですが、7Dのマンゴーはモチモチしてて美味しい!
セブ島にある工場直営店でまとめ買いしてます。

貝を使ったインテリアグッズ
日本だとなかなか高価ですが、
フィリピンでは高品質なものが手頃に買えるのでおすすめです。

この記事を書いた人
山田麻樹(やまだまき)
Discovery Philippines Creative Director & 編集長 / Girls, be Ambitious代表
2004年、初めて行ったフィリピンで、その自然の豊かさと人の温かさに感銘を受け、それから13年間、ボランティア、観光、青年海外協力隊など様々な方法でフィリピンに関わり、2012年に本当のフィリピンを伝えるため、Girls, be Ambitiousを設立。ホリスティックビューティーの観点から見る、ナチュラルビューティー大国としてのフィリピンを広める活動を展開
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